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2024.06.07

【無駄にならない広告】 アフィリエイトとは?

アフィリエイトとは?

アフィリエイトとは成功報酬型広告のことで、アフィリエイター(=自分のサイトやSNS等で広告を掲載する人)が自身のブログやSNSでの投稿に商品紹介のリンクを貼り、閲覧者がそのリンクをクリックしたり、商品を買ったりすることで企業から宣伝した個人に報酬が支払われるという仕組みになっています。

アフィリエイトには企業からアフィリエイターへ直接報酬が支払われるパターンと、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)という、広告主である企業を取りまとめて報酬の支払いなどを代行してもらうサービスを利用するパターンがあります。

アフィリエイトの種類

販売成果報酬型

アフィリエイト広告の中で最も多いのが販売成果型です。ユーザーがアフィリエイト広告にあるリンクをクリックし、商品の購入や会員登録など、特定のアクションが行われた場合に報酬が発生するモデルです。「商品を1つ購入=〇〇円」、「購入金額の〇〇%」などと価格設定は様々です。広告が何回ユーザーの目に留まろうと、リンクがクリックされようと、商品購入に至らなければアフィリエイターの報酬は0円となります。

クリック型

クリック型は、ユーザーがアフィリエイト広告にあるリンクをクリックするごとに報酬が発生するモデルです。「1クリック=〇円」と価格が設定され、商品の購入に至らなくてもアフィリエイターの報酬が発生します。

インプレッション型

インプレッション型は、ブログやメディアへ広告が表示された回数に基づいて報酬が発生するモデルです。アクセス数の多いサイトに広告が掲載されるなら十分な効果が期待できます。

広告主から見たアフィリエイトのメリット

費用対効果が高い

従来の運用型広告ではユーザーに広告が表示されるだけで広告費用が発生することがありました。しかしアフィリエイトは成功報酬型の広告であり、成果が現れてから初めて報酬の支払いが発生するため、広告費用が無駄になることを防ぐことができます。成果の地点を「自社サイトへの誘導」や「商品の購入」など自由に決めることができる点も魅力の1つです。

ユーザーへの波及効果が高い

インターネットの普及に伴い、ユーザーが商品を購入するまでの一連の行動にも変化が表れています。昨今のユーザーは広告を見て商品に関心を持ってからすぐに購入するというよりは、SNSや口コミサイト、ランキングサイトなどで商品を比較・検討してから購入することが多くなっています。そのためアフィリエイト広告を打ち出すことで、比較・検討の段階でユーザーに該当商品についての好意的な記事を見せ、購買行動を促すことができます。

アフィリエイトで出稿する際の注意点

誇張表現への注意が必要

アフィリエイターは成功報酬を得るために広告を掲載します。そのため広告主の意図しないところで誇張して商品を説明されてしまう可能性があります。化粧品の広告であれば薬機法に触れていないかも注意しなければなりません。意図しない記事による誇張表現やブランド毀損を防ぐために、アフィリエイターやASPとしっかりとコミュニケーションを取る必要があります。すべての広告をモニタリングすることが困難な場合には、広告代理店を利用するのも1つの方法です。

出稿後も作業が必要

アフィリエイト広告を実施するにあたって、成果報酬を設定するだけでなく、発生した成果すべてを確認して承認する作業も必要になります。運用型広告と比較して手間がかかる点には注意が必要です。

アフィリエイトのトレンド

マイクロ・ナノインフルエンサー

最近大手インフルエンサーに代わり、小規模ながら信頼性の高いマイクロ・ナノインフルエンサーが注目を集めています。InstagramやTikTokなどのSNS上で化粧品レビューやメイク動画を通じたアフィリエイトが増加しています。

限定商品や特典の提供

「このリンクから購入した場合〇〇%off」といったアフィリエイト限定の特典を用意することで、消費者の関心を惹きつけることが多く行われています。

さいごに

アフィリエイトで売上を獲得し、成長したという化粧品ブランド様は数多くあります。一方でその成功体験(顧客の獲得)に目が行き、ブランディングを疎かにし、その次のフェーズに気づけていない、もしくはどのように移行すればいいのか迷っているブランド様も多く見受けられます。
売上・規模が変わるとブランドのフェーズも変わっていきます。そのフェーズごとに何をすべきか?何に注力すべきか?を考え抜き、それを実行していくでブランドが醸成され、幅広い顧客の獲得が可能となるのかもしれません。