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2026.02.09

メンズコスメ市場の最新トレンド~ORBIS Mr.が示す“黒と爽快感”を超えた新戦略~ 

はじめに:急拡大するメンズコスメ市場、「黒と爽快感」はもう古い? 

いま、メンズコスメ市場は急速に拡大しています。ドラッグストアから百貨店、オンラインストアに至るまで、多様な商品が並び、男性の美容意識も確実に変化しています。 
しかしその一方で、依然として多くのブランドが「黒いパッケージ」「メントールの爽快感」「オイルコントロール」といった、従来の“男性らしさ”に依存した表現に留まっているのも現状です。 

近年の男性消費者は、もはや「男らしさの押し付け」では動きません。清潔感や素肌の健やかさ、自分をより良く見せたいという自然な欲求――そんな“本質的な美意識”が購買行動を左右する時代へと変わりつつあります。 

第一章:ORBIS Mr.が男性の心を掴んだ理由 

写真:商品画像

引用:2025年10月23日 ORBIS Mr. 

https://www.orbis.co.jp/product/mr

そうした中で注目を集めているのが、「ORBIS Mr.」です。 
同ブランドは、黒やメタリックではなくシンプルでクリーンなデザインを採用し、訴求メッセージも「爽快感」ではなく「肌本来の力を引き出す」という本質的な価値にフォーカスしています。 

ORBIS Mr.がユニークなのは、男性の「悩み」に寄り添うのではなく、「理想」に光を当てている点です。 
「脂っぽい肌をなんとかしたい」ではなく、「清潔感ある印象を持ちたい」。この“変化の先にある理想像”を描き出すことで、ポジティブな共感を生んでいます。 

また、スキンケアに不慣れな男性でも続けやすいステップ設計や、ベタつかず心地よいテクスチャーなど、使用体験の面でも“続けられる工夫”が徹底されています。こうしたプロダクト体験の一貫性が、ブランドへの信頼を育んでいるのです。 

第二章:他の成功事例に見る「理想起点」の発想 

BULK HOMMEの思想を映したパッケージ

引用:2025年10月23日 BULK HOMME 

https://bulk.co.jp/shop/pages/sp_aboutus

「ZIGEN」や「BULK HOMME」といった他の成功ブランドも、共通して“自己投資としてのスキンケア”を提案しています。 
単に「肌荒れ対策」ではなく、「仕事で印象をよくしたい」「自信を持ちたい」という、より心理的なモチベーションを刺激するアプローチです。 

メンズコスメ市場で勝ち抜く鍵は、課題解決型ではなく理想実現型のメッセージングにあるといえるでしょう。 

第三章:売れるメンズコスメの条件 

いま求められているのは、「男の悩み」ではなく「男のなりたい姿」をどう描けるか。 
ブランドが提供するのはスキンケア製品ではなく、“自分をアップデートする手段”であると定義し直すことが重要です。 
そのためには、広告コピーやビジュアルにおいても「清潔感」「自信」「知的さ」といった感情的ベネフィットを丁寧に設計することが欠かせません。 

第四章:顧客との最適な出会い方 ― チャネル戦略を再考する 

タイムライン
AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

引用:2025年10月23日 ORBIS Mr. 公式Instagram 

https://www.instagram.com/orbis_mr/reels

販売チャネルの設計も、ターゲット理解とセットで考える必要があります。 
デジタル上での接点では、InstagramやYouTubeなど「How to」や「ビフォーアフター」が伝わる動画コンテンツが有効。一方で、実店舗では“体験のしやすさ”が鍵。 
ORBIS Mr.のように、店頭で実際に肌診断やサンプルを通じて使用感を実感できる仕掛けを用意することで、購買のハードルを下げています。 

第五章:ジェンダーの垣根を越え、より多様な顧客へ 

メンズコスメは、もはや「男性専用」にとどまりません。 
「自分に合う商品を選びたい」というジェンダーニュートラルな志向が広がる中で、ブランドのメッセージも多様性への感度が求められています。 

性別ではなく“肌質”や“価値観”で商品を選ぶ時代。 
その流れを先取りできるブランドこそが、今後のメンズコスメ市場をリードしていくはずです。 

まとめ 

写真:商品画像

引用:2025年10月23日 ORBIS Mr. 

https://www.orbis.co.jp/product/mr

メンズコスメ市場の競争は、もはや「黒と爽快感」だけでは勝てません。 
成功ブランドに共通するのは、「悩み」ではなく「理想」から発想すること、そして生活者の本音と向き合ったブランド体験の設計です。 

ORBIS Mr.のように、男性の深層心理を読み解きながら、ジェンダーを超えた“美意識の共感”を生み出せるブランドこそ、これからの市場を牽引していくでしょう。