2024年も、魅力的なベストコスメが各種メディアから続々と発表されました。今年のランキングには、新しい発想や最先端技術が詰まったアイテムが多く、まさに「傑作ぞろい」と言えるラインナップ!どれも手に取るだけでワクワクが止まりません。本コラムでは、2024年のベストコスメ(スキンケア編)を一挙にご紹介します。
目次
ベストコスメ
ベストコスメは、美容雑誌やファッション雑誌、美容メディアが年に2〜3回発表する、注目のコスメランキングです。このランキングは、消費者や業界内での信頼度が高く、ブランドの認知拡大や売上増加につながるため、多くの企業が注目しています。審査方法は媒体によって異なりますが、主に以下の3つが採用されています。
①美容のプロによる評価:美容家、ヘアメイクアップアーティスト、美容ライターなど、業界内で影響力を持つ専門家の意見を反映
②口コミ評価:実際のユーザーが投稿したレビューや評価を集計。近年はSNSや口コミサイトも参考にされることが増えている
③読者投票:雑誌やウェブ媒体の読者が直接投票する形式。消費者のリアルな声が反映される
本記事では、美容・コスメ雑誌/ファッション雑誌/美容メディアの3つのカテゴリに分けて、2024年下半期および年間のスキンケアベストコスメを紹介します。
ただし、読者投票によるランキング(読者ベスコス)は除外しています。
2024年ベストコスメ紹介
ベストコスメは多くの部門で発表されますが、本記事では以下のカテゴリをピックアップしています。(※一部、該当するジャンルがない場合は省略しています。)
・総合ランキング(総合大賞)
・スキンケア部門(スキンケア大賞)
・化粧水部門 / 乳液部門 / 美容液部門 / クリーム部門 / クレンジング部門
美容・コスメ雑誌
美容・コスメ雑誌の多くでは、美容の専門家「美容賢者」が審査員を務めるのが一般的です。(LDK the Beautyは独自のテストによる審査を採用)複数雑誌の審査員を兼任している方も多いため、ベストコスメの内容は結果的に似通ったものになります。美容・コスメ雑誌でベストコスメを受賞するためには、日頃からベストコスメの審査員となる美容家や編集部と接点を持っておくことが大切です。なかでも広告出稿(雑誌や美容メディアに広告を出稿することで、製品やブランドの存在をアピール。特に、審査員を務める編集者が関与する媒体に対する広告出稿は有効)とキャラバン活動(PR担当者が製品サンプルや詳細資料を持参し、編集者や美容家を訪問する活動のことで、製品の特長や背景にあるストーリーを効果的に伝えることが重要。例えば、特許技術を活用した成分やサステナビリティを意識したパッケージングなど、付加価値を強調。)が有効的です。
【下半期】

【年間】

ファッション雑誌
ファッション雑誌のベストコスメは美容・コスメ雑誌と同様に、美容のプロフェッショナルたちが審査を担当している場合が多いです。その主な審査員には、美容家やヘアメイクアップアーティスト、美容ライターやエディターが含まれます。しかし、ファッション雑誌特有の特徴として、インフルエンサーやモデル、さらには雑誌編集部が審査に加わることもあり、美容・コスメ雑誌に比べて審査員の幅が広い点が挙げられます。そのため、SNSで話題になった商品や、低価格帯のアイテムが選ばれることも多く、実際の使用感やトレンド感が重視されやすい傾向があります。
また、ファッション雑誌では、審査員の重複が比較的少ないため、他媒体とは異なる視点で独自性のあるランキングが生まれることも魅力のひとつです。
【下半期】

【年間】

美容メディア
美容メディアでは、ユーザーがサイトに投稿した口コミの数や評価を総合的に判断してベストコスメを選定する方法が多く採用されています。そのため、口コミ数の多さが大きな評価基準となり、広く購入されやすい商品、つまり低価格帯の商品がランキングに選ばれる傾向があります。
また、SNSで話題になった商品も一般の人々の注目を集めやすいため、ベストコスメに選ばれる可能性が高くなります。SNSでの口コミや評価が購買行動を後押しし、その結果がさらに美容メディアでの評価に影響を与えるという、相乗効果が生まれることも少なくありません。
美容メディアのベストコスメを受賞するためには、サンプリング施策が効果的です。口コミの数が選定基準の一つとなるため、多くの人に商品を実際に試してもらう機会を提供することが重要です。
【年間】

さいごに
最新のトレンドを象徴するアイテムや、定番ブランドの進化形、さらには新進気鋭のブランドによる挑戦的なプロダクトまで、多彩な顔ぶれが揃い、2024年も美容ファンを熱狂させました。肌に優しい処方や、革新的な成分を使用した高機能スキンケアなど、時代をリードするアイテムが盛りだくさんでしたね。2025年はどんなアイテムが出てくるのか待ちきれません。